ミクロマンは地球のバンアレン帯に浮かぶ大水晶体から光子エネルギーを得ていた。
だが1978年のある日、大水晶体の周囲にある警備衛星が破壊された。
ジャイアントアクロイヤーを中心とするアクロイヤー軍団の襲撃である。
光子エネルギーを独占するつもりなのだ。
ただちにミクロマンコマンドチームが出動するが、時すでに遅し。
すでに大水晶体の軌道が変わりつつあった。
コマンドチームは強力な念動力を持つアントニオとエジプトンを中心に大水晶体を奪い返そうとするが、アクロイヤーの抵抗も激しい。
その戦闘のさなか、大水晶体はさらに起動を変えた。
このままでは大気圏に突入してしまう。
アントニオたちのスピードでは追いつけない。
とっさに側にいたタイタンコマンド"ロードス"が「僕の背中に乗れ!」と叫んだ。
ジムカのブースターが火を吹いた。
なんとか大水晶体に接近した3人。
彼らの念動力を合わせてようやく大水晶体の起動が変わった。
とりあえず大気圏突入は避けられたが、代わりに3人が突入コースに入ってしまった。
すでにテレポートする力は残っていなかった。
ロードスはジムカを切り離し、それに疲れきったエジプトンを乗せ、自分の背中にアントニオを乗せてそのまま大気圏に突入していった。
大気との摩擦熱で真っ赤に燃え上がるロードス。
やがてロードスは彼らの無事を見届けて、力尽きて墜落していった・・・。
限定版アントニオ&エジプトン 00/05/05 | |
M-150「アントニオ」 イースター島/ラノ・ララク(モアイの石切場)にある「テ・ピト・(光の中心/へそ)」と言う名の岩から復活。 コマンド全体を統括するリーダー。 |
|
M-160「エジプトン」 エジプト/アスワン、切り出し途中で放棄されたオベリスクから復活。 知略に富んだ参謀格。 |
|
アントニオ&エジプトンとは 1977年に発売された「ミクロマンフーセンガム」の景品として用意された特製のミクロマン。 だが、そのミクロマンは景品という事もあり、実際に手にしたファンも少なく、幻の品であったが、当時のカラーを忠実に表現した復刻版がタカラより発売(受注生産)されました。 それぞれのネーミングについてなんだけど、エジプトンってのはまぁ判るけど、アントニオって? |